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オーストラリア大学院留学日記
by yoshi_taka1009
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最近の出来事

しばらく日記を怠けてしまった。勉強がはかどらないのでまとめて書こう。今日は来る来月の試験のために環境経済学、とくに独占市場と完全競争の資源経済を勉強していた。いやはや、大学院レベルとなると意味不明な方程式がたくさん出てきて頭が痛すぎる。とてもじゃないが、自分のレベルではついていけないので、去年この教科を履修して、今環境経済の博士課程にいる聡くんに助けを借りている。論文を見てもらったり、過去問を借りたり、質問させてもらったり、おおんぶに抱っこ状態。彼は造詣の深い人物で、博学。研究者になるために生まれてきたような人だ。いつも学説やら雑学やら、僕の知らない話をしてくれるので興味が尽きない。彼くらい重厚な人物になれたらと思う。
昨日はお世話になったピーターに就職の報告に行った。やはり国際経済学者なので僕の就職先とは敵対しているらしいが、あまりにもスケールの大きい人なのであまり気にしていない様子。「いや、よしくん、それはある意味いい事だよ。君がスパイとしてもぐりこんで、中から改革して農業保護をやめさせればいいんだ。ミッションインポッシブルだよ」なんて言いながら笑っていた。まあ、APEC作っちゃうような人だから、僕のような小物がどこで働こうが興味ないのだろう。でも卒業の時にお祝いしてくれるらしい。随分いい人で、僕も尊敬している。ピーターは、最近北朝鮮のマーケットをオープンする仕事に従事していた。その事によって北朝鮮の経済が回復すれば、何百万人もの人が飢餓から救われるかもしれない。偉大な人だ。僕もいつかそんなスケールの仕事がしたい。
長良河河口堰が環境に及ぼす影響とその対策について5000字の論文を書いている。3500字が終わり、ファーストドラフトを提出した。その過程で学んだ事がたくさんある。マスコミの情報が不正確な事。時代のトレンドに流されやすい事。偏見がはなはだしい事。記者の勉強不足による誤解がそのまま掲載される事画あること。公平な視点を保てない事、等等。何か一つの問題を概観する時に、多様な視点を持つ事が重要である。経済学者は経済だけ、生態学者は生態系だけ、地元は地元の利益、国は国の利益だけを強調している。もっと幅広い視野が必要だ。
一リットルの涙という日本のドラマを見た。一リットルは無理だけど、一デシリットルくらい泣いたと思う。今までで見てきたドラマで最高傑作。映像と音楽の調和が感動を誘う。段々筋力を衰え、ついには立つことも話すこともできなくなる病気と闘う女の子のストーリー。何故泣けるのかといえば、実話だから。実際に昭和を25年間生きた女の子の日記で、今日までに180万部も出版されているらしい。その日記を元にドラマ化されたのだ。家族の絆な友達の大切さ、そして何より健康である事の素晴らしさを痛感した。主役の江尻エリカや母の薬師丸ひろ子名演技だった。

自分も去年コリン性蕁麻疹になり一年間苦しんだので、多少実感しながら見る事ができた。この女の子の病気に比べれば本当に大した病気ではなかったのだが、ちょっとでもストレスを感じたり、体温が上がったり、とにかく汗を感じるとものすごいかゆみに襲われた。頭をかきむしるくらいつらった。もう普通に就職さえできないのかとまで思った。結果として全快したのだが、ドラマを見ていてその時の気持ちを思い出してしまい、更に今健康である事を忘れていた自分に気づいた。自分の生活はラブリーである事を改めて思い知った。ドラマの最期にはモデルになった本人の言葉が掲載されるのだが、それを見てると涙がとまらなくなった。何度も見直すうちに暗記してしまった。最期のその言葉達で締めくくりたい。「冷たい視線に傷つく事もあるけれど、同じくらい暖かい視線がある事を知った」「ころんだっていいじゃないか、ころんだついでに空を見上げれば、今日も限りなく青い空がひろがって微笑んでいる」「胸に手を当てる、ドキドキ音がする、嬉しいな、私は生きている」
# by yoshi_taka1009 | 2006-05-17 20:24

就職活動終了

就職活動が終わった。長かった。一ヶ月日本に帰国し、毎日会社を回り続けた。
30社にエントリーしたのだが、エントリーシートで切られ、筆記で落ち、面接でも落ち続けた。
想像以上だった。ランクの高い会社であったせいもあるだろうが、自分の無力を痛感した。面接で落とされるという事は半分人格否定されたようなもの。人生で一番落ち込んだかもしれない。

それでも一社だけ内定をくれた。自分としては第一志望群の政府系金融機関からの内定だったので、嬉しかった。農家や漁師に融資をする政府の銀行。地方の支店に行き、田舎へ車で審査に出かけて行く生活が続くらしい。三年ごとの転勤も条件。でも、自分が環境や資源経済学を勉強してきたので、丁度専門にも合致しており、自分に向いている気がする。給料はそんなに良くはないが、その分福利厚生はあついのでとんとんだろうか。社宅も安い。農業や金融の専門知識も身につけられる。体が強くない事や人を押しのけていく性格でないことを鑑みて、両親も祖父母も大賛成。僕もいいと思う。

ただ、国際経済学者であるゼミの先生は大反対。農業を保護すると自由貿易が阻害されるから。それから、小泉政権下で小さい政府を目指す以上、そういった政府系機関は縮小される運命にあるとの事。いや、まったくその通りなのだが、農業保護しないと、ただでさえ低い食料自給率が下がりつづけるし、農地の転用が認められていない現状では稲作放棄地が荒地にあり多大な環境問題を引き起こす可能性がある。

それでも、日本農業の国際競争力強化は必須の条件になっていくだろう。そのためには高付加価値だったり、農業法人化だったり、大規模化がキーワードになるが、当庫はそのための助けにもなると信じる。貿易政策にも、農業保護にも矛盾しない道を模索する事ができたら、と思う。
近い将来は農業融資のスキルをつけて、当庫の国際部門でアジアの農業銀行相手に技術支援をしていきたい。とはいえ、先の事はわからないので、とりあえず立派な社会人になりたい、と今は思う。
# by yoshi_taka1009 | 2006-04-28 23:50

帰国

今週の土曜に日本へ向けて帰国する事が決定。しかしそんなに長期授業をお休みして、環境経済学の単位を取れるかが心配でならない。。。。

さとしのオフィスでシャープの適性試験を受けるが、撃沈。難しすぎる。てかWEB筆記って何?企業の怠慢じゃないすかね。筆記画面にアクセスできずにさとしのコンピューターを借りなくてはならなかったのだ。

すでにエントリーの時点で二社落とされる。へこむ。就職活動恐るべし。会わないで人おとすんだもんなあ。誰が書いたか定かではないエントリーシートだけで判断してって、そんなんでいいのか?

生きるって大変ですな。。
# by yoshi_taka1009 | 2006-03-22 19:43

ひさしぶりの書き込み

PCが物理的に壊れてしまい、四月の帰国を待って修理しなくてはならず、日記がしばらく滞ってしまった。
新年から今までの生活を簡単にまとめると、夏休みに日本に帰国し、友達と飲み続け、就職活動にも精を出す。
二月末に豪に戻るが、サマースクールでの宿題6000字論文が終わらず、授業についていくどころではない。
それでもWEEK3に完成させ、ようやく授業に、と思いきや、エントリーシート締め切りに追われる日々。
ようやく昨夜、大体の志望企業にエントリーが終わった。これから授業の挽回をはかりたいのだが、来週はまた日本に帰国し、今度は実際に面接に望まなくてはならない。忙しすぎる。

就職活動のテーマは、環境、農業、資源エネルギーの保全を通して社会に貢献できる企業。

全24社。

自分の無能に気づいていながらすべて競争の激しい大企業を選ぶ結果となってしまったが、自分のテーマが公共への貢献である事から仕方がない。もし駄目なら秋採用かボストンフォーラムにかけようと思う。なんとかなるさ、ははは。
# by yoshi_taka1009 | 2006-03-18 14:23

まじっすか

いやいやいやいやいや、ギターサークル時代のカップルが婚約だよ。びっくりだよ。先輩のだいすけさんと、同輩のみなこが結婚だってよ。もうすぐだと思ってたけど、ついに来たかー。いやー、そういう歳なんですね。でも二人の結婚式に出れたら嬉しいですわ。なにしろ、サークルのカップルは大抵別れちゃってて、残ってるのはだいすけみなこ組か、ときよしおりえ組くらいなもんですから。僕が帰国してる時に式があるのを願うのみです。それにしてもびっくりしたよ。
# by yoshi_taka1009 | 2006-01-07 10:43