最後の晩餐 |
一生の友達を作る。 留学生活のひとつの大きな目標だった。 ただでさえ人見知りの激しい自分に、外国人の気の合う友達などできるのだろうか? そんな不安でいっぱいだった。 でもそれは、杞憂に終わった。 寮のキッチンで知り合った友人達は、二年半の交流を通して一生の仲間と呼べるようになった。 何度同じ食卓を共にしたのだろうか。 皆で、いろんな事を話した。 将来の事、家族、文化の違い、勉強の愚痴、、、、。 僕にとって、とても、とても、ナイスなフレンズ。 友達を見れば、その人がわかる、とよく言うが、もし彼らを見て自分を判断してもらえるのであれば、僕にはもったいないくらいだ。 そんな友人達全員で集まれる最後の晩餐があった。 みんな相変わらずで、ピザを食べながら、あーでもないこーでもないとはしゃいで話していた。 始終、僕は寂しかった。 出会いと別れは必然かもしれないけれど、この日だけは来てほしくない、ずっとそう思っていた。 でも、僕は彼らに会えて本当に良かった。 僕の留学生活は、彼らなしでは語れない。 思い出がいっぱいありすぎて、重すぎて、これじゃ飛行機が重さに耐えられずに墜落してしまいそうだ。 また十年後に再会できた時、変わらぬ笑顔で、またくだらない話ができたらいいな、そう心から思った。 |
by yoshi_taka1009
| 2006-11-24 17:47
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